離婚と子供/松田法律事務所(東京都千代田区/大田区)

離婚と子供

離婚と子どもに関わる問題として、親権と監護権、養育費、氏や戸籍の変更、面会交流があります。

■親権と監護権
親権者の決定は、離婚する上での必須事項です。親権には身上監護権(身の回りの世話を行う権利義務)と財産管理権があります。監護権は親権の中に包含された権利で、財産管理権を除いたものをいいます。

親権者の地位を争う場合には、自分の下に子どもを残すことが子供の将来にとって最適であるということをアピールしていくことになります。

■養育費
養育費は、子どもを自立するまで育てるのにかかる費用です。親は親権の有無にかかわらず養育費を負担する義務を負っており、その割合は両親の経済力によっても変わってきます。

離婚協議では、離婚後の生活のためにも、この養育費についても取り決めておかなくてはなりません。

■氏・戸籍の変更
氏については旧姓に戻すか、現在の氏を継続して使うかという選択肢があります。戸籍については、ひとつ前の戸籍に戻るか、あるいは新たな戸籍を作り、そこに入るかという選択肢があります。

戸籍を新たに作るメリットとしては、子どもと同じ戸籍に入れる、あるいは、親が亡くなっている場合に対処できるということがあります。氏については、離婚の事実をあまり知られたくない場合に継続するということが考えられます。

■面会交流
面会交渉は、子どもと別居している親が定期的に会うことをいいます。離れてしまった親と会うことは、別居親のためにも、子どものためにも重要なことです。この点についても、離婚協議での話し合いを行っておくべきでしょう。