「株や競馬にハマってしまい、いつの間にか巨額の借金を抱えてしまった」
このようにギャンブルや浪費が原因で借金がかさんでしまったケースでは、自己破産といった債務整理ができないと言われることも少なくありません。しかし、それは事実ではありません。ギャンブルが原因だったとしても、自己破産が認められたケースは多くあります。
■自己破産における裁量免責
確かに、自己破産には「免責不許可自由事由」という、いくつかの条件にかかる場合には借金の支払い義務を免除できないとされており、そのなかにギャンブルによる借金も含まれています。しかし、そもそも自己破産という制度は多重債務者を救済するために作られたものであり、例えばギャンブル依存症によって借金を作ってしまった人を救済できないのであれば、本来の目的が達成できなくなる恐れがあります。
そのため、担当した裁判官の裁量によって免責を認めるという、「裁量免責」という制度が例外的に定められています。そのため、ギャンブルが原因の借金であったとしても、反省の有無や今後の構成の見込み等を調査したうえで、免責が認められ得るのです。
松田法律事務所は、こうした債務整理などの法律問題を取り扱っております。お困りの際はお気軽にお問い合わせください。豊富な知識と経験からご相談者様に最適な解決方法をご提案させていただきます。
ギャンブル依存症による借金
松田法律事務所が提供する基礎知識
-
審判離婚
■審判離婚とは 審判とは、調停での合意ができそうで、惜しくもできなかった場合に職権で出される判断です。...
-
離婚とお金
離婚とお金の問題には、慰謝料・財産分与・養育費・婚姻費用分担請求などがあります。 ■慰謝料 慰謝料と...
-
任意整理・個人再生・自...
債務整理には、代表的なものとして(1)任意整理、(2)個人再生、(3)自己破産、といった手続きがありま...
-
大田区で借金などでお悩...
「数年前から借金を繰り返しており、自己破産すべきか悩んでいる」 「借金を返すために借金をするという状況...
-
婚姻費用分担請求
■婚姻費用分担請求とは 婚姻費用分担請求とは、婚姻期間中の生活費の請求のことをいいます。夫婦には互いに...
-
相続の流れ
相続にはある程度決められた流れがあります。以下、流れに沿って説明します。 ①相続人調査 相続を開始す...
-
相続放棄
相続人は絶対に相続を承認して故人の権利義務を承継しなければいけないわけではなく、相続を放棄することもで...
-
遺言
遺言書の種類には普通方式(公正証書遺言、自筆証書遺言、秘密証書遺言)と特別方式(死亡危急者の遺言(民法...
-
痴漢冤罪
痴漢冤罪は、誰にでも起こり得る事件です。特に21世紀に入り痴漢冤罪をテーマとしたドラマ・映画・小説がか...