■協議離婚とは
協議離婚とは、夫婦間の話し合いによって離婚条件を確定し、離婚届を提出するという方法です。離婚を考える場合、最初はこの方法での離婚を目指すことになります。
協議では、何を決めるべきかを最初に明確化した上で、冷静な話し合いを行うことを意識しましょう。必要事項として、親権や財産分与、慰謝料、養育費などがあります。交渉ですから、自分の主張だけではなく相手方の主張に合わせた妥協点を考えるようにしましょう。
話し合った内容については、文書で保存することが大切です。特に養育費については、離婚後に相手が一切支払わなくなるといったトラブルも頻発しています。これを防ぐための手段として有力なのが、公正証書の形式で離婚協議書を作成することです。養育費の取り決めもここに記載してしまえば、法的執行力が生まれ、未納という問題を回避することができます。
■離婚協議と弁護士
離婚協議段階では、法律家のサポートは必須とまでは言えません。しかし、弁護士に離婚協議を依頼することには、いくつかのメリットがあります。
まず、関係が悪化して相手に会いたくないという場合に、直接の接触を避けることができます。これにより、自分の仕事や家事の時間をとられず、安心して離婚協議を進めることができます。
また、弁護士という第三者が介入することで、冷静なやり取りが担保されます。さらに、法律の専門家として、行使すべき権利の選択等、適切な判断が可能になります。
協議離婚
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